排水槽（ビルピット）からの硫化水素の発生を防止し、ビル周辺の悪臭を抑える

ビルピットとは

ビルの地下にある厨房やトイレ等は、下水道管より低い位置にあるため、排水を自然流下で排水することができません。 そのため、地下部分で発生した排水をポンプでくみ上げて下水道に排除しています。 このとき、一時的に排水を貯留する排水槽を「ビルピット」と呼んでいます。

"卵が腐ったような臭い"の正体はビルピットの悪臭

ビル周辺のマンホールや雨水ますから立ち上る悪臭「卵が腐ったような臭い」は、「下水道みたいなニオイ」とよく言われますが、 その原因は、実は下水道ではなく、ビルの地下にある排水槽「ビルピット」から発生しているにおいです。

ビルピット内で汚水は徐々に腐敗して、硫化水素が発生します。 硫化水素はビルピット内では排水中に溶けていますが、排水ポンプによって公共下水道に排出されるときに気体化して、 道路上の雨水ますなどから悪臭を周辺に放ちます。

この悪臭が、「卵が腐ったようなにおい」、「硫黄のようなにおい」の正体です。

ビルピットの管理が不十分だと・・・

• 悪臭が発生する
• ポンプやビルピット自体が劣化する
• 下水道管の寿命が短くなる

水中に沈めるだけで、これらの悩みを解決します

トルネーダーが発生させる渦巻き水流が、微細気泡を発生させ汚水中に酸素を溶け込ませます。また、強力な旋回流により槽全体を攪拌させます。

ばっ気効果

ビルピット内の排水を効果的にばっ気・撹拌することによって、汚水中に酸素が行きわたり、汚水を腐敗させて硫化水素を発生させる菌の活動が弱まるので、硫化水素の発生を抑えることができます。

撹拌効果

トルネーダーが発生させる渦巻き水流が、槽内を均一攪拌し汚泥を沈殿させません。また、好気性細菌が活性化され汚泥を生物分解し大幅な減量に貢献します。

自治体による助成

設置費用を助成してくれる自治体もあります。

※　特許第3717767 号
※　東京都下水道局ピルビット(浄化槽)改善機器認定品